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Weeklyコース~姿勢制御と神経システム~復習④

内容:姿勢制御と神経システム④

実施日:2015年9月10日

テーマ:姿勢制御と運動課題

治療場面でとのような「課題」を設定していますか?

姿勢制御と課題には密接な関係があります。

末梢の運動を求めるには中枢部の安定性が必要です。

運動課題が高すぎると求められる姿勢制御の量は多く求められます。

そのため、姿勢制御が難しい状態での課題になれば当然、その安定性を保証するため代償動作を生んでしまいます。

例えば、

1) 立位で上肢をリーチする

2) 座位で上肢をリーチする

この2つの場面を想像してみます。

立位になれば、支持面は狭くなり重心も高くなるので立位保持に多くの安定性が求められます。安定性が乏しく、立位バランスが不安定になれば上肢を積極的にリーチすることが困難になるでしょう。

次に坐位姿勢では、立位よりも支持面が広く、重心も低いため比較的安定した姿勢です。この安定した状態であれば上肢は積極的にリーチできる可能性があります。この関係性を評価できるのはセラピストだけだと思います。

では、立位で上肢のリーチの治療がしたいと思った時にどうしますか?

立位での姿勢制御において何が必要なのかの知識があるセラピストだけがこの課題を実現することができます。

姿勢制御と神経システムの知識があれば、この疑問を解決する手助けになってくれます。

研究会では、一つ一つの治療に意味を持つことができるセラピストの育成を目指しています。何となく良くなったではなく、勝算をもって戦える知識と技術を身につけていける勉強会を行っていきたいと思います。


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