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Weeklyコース~姿勢制御と神経システム~復習②

内容:姿勢制御と神経システム②

実施日:2015年7月9日

テーマ:足部におけるFFとFBシステムについて

1回目の講義の中で姿勢制御のフィードフォワードシステム(FF)、フィードバックシステムについて説明しました。姿勢制御で重要なことは動けることだと思います。立位姿勢で、上肢が使用しやすかったり、歩行の一歩が出しやすかったりと今ある姿勢から次の姿勢に動作を変えることができることです。姿勢制御において重心が高くなるほど動きやすくなります。しかし、立位では足関節でのコントロールは高いものが要求されます。そのため、下肢にはFBの量が増えます。それを補う体幹の機能(FF)があってこそ姿勢をコントロールすることが可能となります。そのため、足部にはFBを処理できる機能が必要です。そのため2回目は足部の機能について講義をしました。

 FFは質(方向性)のシステムであり、FBはパワーのシステムです。足部において、足部内在筋は小さな筋であり、動的な安定性を提供してくれます。また下腿三頭筋のような大きな筋は、運動を起こすための大きな力を提供してくれます。足部内在筋がとてもアクティブな状態であるということは、情報をいつもキャッチしてくれる状態といえます。このような足であれば、質の上にパワーを乗せていくことができます。このような状態の下肢であれば、立位での姿勢制御がとても楽であり、次の動作に移りやすいと思います。

研究会では、一つ一つの治療に意味を持つことができるセラピストの育成を目指しています。何となく良くなったではなく、勝算をもって戦える知識と技術を身につけていける勉強会を行っていきたいと思います。


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