Weeklyコース~姿勢制御と神経システム~復習①
内容:姿勢制御と神経システム
実施日:2015年6月11日
テーマ:姿勢制御をなぜ学ぶのか?
Weeklyコースは月1回、平日19-21時の時間帯で開催しています。
■i.Solution認定講師やアシスタント講師が担当し、講義+実技のスタイルで行っています。
■コース内容は入門編として位置づけており、下記を目標にしています
・各テーマが苦手な方や若手 → 勉強するきっかけに
・中堅 → 後輩指導の参考に
(第1回目内容)
治療を実施する上で、①姿勢制御、②感覚入力、③運動学習の知識を利用することはとても大事となります。私たちは患者さんの体に触り、筋肉に触れて刺激を与えていきます(感覚入力)。また、神経の可塑性を狙うには運動を繰り返して運動学習をさせる必要があります。この二つを実施していくためには、人間がどのように姿勢制御をしているのかを知る必要があります。
どうしたら、上手に(歩行・手を使用)することができるのか?
どこから治療を開始すればいいだろう?
どの姿勢で治療したらいいのだろう?
この疑問を解決するため、姿勢制御の知識を用いて
「立ち上がり vs 着座」下記の説明を行いました。
→立ち上がりと着座は姿勢制御のシステムが全く異なります。
→立ち上がりは動作開始時に支持基底面の変化を伴い、着座は伴いません。
→つまり、フィードバック優位 / フィードフォワード優位の状態です
→整形/脳血管疾患共にフィードバックは得意ですが、フォードファワードが苦手
→対象者の姿勢制御を改善するためには、フィードフォワードへの介入が必要となる
→フィードフォワードへの介入のためには、どこからの治療が重要となるか??
などを伝え、実技を行いました。
講義と実技の融合は必須です。
このため研究会では、一つ一つの治療に意味を持つことができるセラピストの育成を目指しています。何となく良くなったではなく、勝算をもって戦える知識と技術を身につけていける勉強会を行っていきたいと思います。
Commentaires